いま、世界的に爆発的な成長を続けているesports業界。
JeSU(一般社団法人日本eスポーツ連合)の調査によると、ここに来て日本でもその市場規模はもうすぐ200億円に迫ろうかという勢いの急成長を遂げています。
この記事を読むとesportsをプレイするにあたっての必要な回線知識を身につけることができ、失敗しないネット環境構築が可能になります。
目次
人気のジャンル、FPS/TPSとは
e-sportsにもジャンルがあり、その中でもFPSやTPSと呼ばれるものは世界的にも非常に人気を集めています。
FPSとはFirst-person shooterの略で、「キャラクターの目線(主観)を通してプレイする」没入感の高いシューティングゲームです。
銃火器を操る迫力を楽しみたい人に人気の1人称視点で、画面上に自分の姿が見えず、まるでその場にいるような臨場感を得られます。
主なものは照準を合わせて銃を撃つという内容のシューティングゲームですが、銃以外でも刃物や鈍器を使う場合もあります。
対して、TPSとはThird-person shooterの略で、「第三者の目線(客観)を通してプレイする」周囲の状況を把握しやすいシューティングゲームです。
キャラクターを客観視しながらのプレイとなるので映画などと同じように感情移入しやすく、ストーリーや世界観を楽しみたい人におすすめです。
FPSと違って自分の背後の敵なども見えるため、普段の家庭用ゲームに近い視点で安心感があり操作しやすいでしょう。
TPSでもゲーム中のシチュエーションによって一時的にFPSに切り替わるゲームもあります。
最近話題のFPS/TPSをピックアップ
「バトルフィールド 2042」
2021年11月19日発売のFPS。
2042年に苛烈な異常気象と資源を巡って起こった紛争により世界勢力の均衡が崩れ、アメリカとロシアが交戦寸前となるなか、ノーパットと呼ばれる戦闘経験者達がタスクフォースを結成し世紀の闘いに挑むという設定。
コンクエスト、ブレークスルー、ハザードゾーンなど、複数のバトルモードがあり楽しめる。
「コールオブデューティ ヴァンガード」
2021年11月5日発売のFPS。
キャンペーンモードでは第二次世界大戦の様々な戦場を舞台に、戦争末期の新たな脅威に立ち向かう特殊部隊が誕生するという架空の設定。
マルチプレイヤーモードでは、オンラインで世界中のプレイヤーと対戦可能。
2020年リリースの基本プレイ無料「コールオブデューティ ウォーゾーン」と連携可能で、本作での武器レベルやバトルパスの進捗を共有することが可能となっている。
「フォートナイト」
2017年7月21日発売のTPS。
Appleとの訴訟で大々的にニュースになったことでも有名で、esports競技としての人気も高いゲーム。
1つの島に降り立った100人が生き残りを賭けて戦い、最後の1人(1チーム)になるまで生き残ることが目的のバトルロイヤル。
フォートナイト最大の特徴は「建築」で、資材をあつめて自分に有利な壁や床を築いたりしながら、敵を倒していくというゲーム性が魅力になっている。
「エーペックスレジェンズ」
2019年2月4日発売のFPS。
「タイタンフォール」のスピンオフ作品である本作は課金要素もあるが、基本的に無料でプレイできるバトルロイヤル形式のゲーム。
3人1組でトリオとなって戦い、生き残って最後の1組となれば勝利となる。
随時追加されるレジェンドと呼ばれるキャラクターが存在し、それぞれが個性的なスキルを持っているのでプレイの可能性は無限大。
ゲームするなら回線を速度や料金だけで選んではいけない!
あなたが今使っているネット回線は何を重視して選びましたか?
回線速度や料金だけで選んでいたとしたら、もしかするとそれはesports向きじゃない回線かもしれません。
特に、ゲームの中でもFPSやTPSはまず真っ先に回線の品質を重視しなければなりません。
FPS/TPSをプレイしている時、操作しているキャラクターが反応する前に撃たれてしまったり、キャラクターが瞬間的に固まってしまってチームメイトに迷惑をかけてしまったりといったことありませんか?
俗に「ラグい」などと言われるこの現象はほとんどの場合、通信回線の品質によって引き起こされているのです。
通信回線の品質を測るのに用いられるのは主に以下の5項目です。
* ダウンロード速度(インターネットから自分の端末にデータが届く場合の速度)
* アップロード速度(自分の端末からインターネットへデータを送る場合の速度)
* レイテンシー(遅延時間のことで、Ping値によって表される平均値)
* ジッター(遅延時間の標準偏差)
* パケットロス(送受信時に取りこぼしてしまったデータの割合)
参考までに筆者が出先で測定したスマホ回線の測定値は以下の通りです。
* ダウンロード速度: 22.8Mbps
* アップロード速度:17.4Mbps
* レイテンシー:40ms
* ジッター:9ms
* パケットロス:0.00%
この結果から、レイテンシーは40msでジッターが9msということなので、pingの応答速度が31〜49msの範囲になることが多そうだということが読み取れます。
残念ながらPing値が31〜49msというのは即応性が重視されるesportsの世界では遅いと言わざるを得ません。
場合によってはサーバーとの接続が切られてしまったり、頻繁にではないにせよ体感出来るぐらいのラグが発生することも十分あり得ます。
ラグを抑えて快適なゲーム環境を実現するためにはping値とジッターをできる限り小さくしなければなりません。
esportsを極めたいなら光回線は絶対必要!
ネット環境というとスマホのテザリングやモバイルWi-Fiルーター、公衆Wi-Fi、光回線など様々な選択肢がありますが、結論を言うと即応性の高さという観点から選ぶなら「光回線一択」です。
光回線は光ファイバーケーブルを利用しているだけあって、他の回線に比べて性能が高い次元で安定しています。無線を利用したポケットWi-Fiなどは電波という性質上どうしても品質に揺らぎが出てきます。
筆者の自宅でも光回線を利用していて、抜群の即応性に長年信頼を置いています。
実際に測定してみると以下の結果になりました。
有線LANでルーターに接続したMacbook Airにて計測。
* ダウンロード速度: 780Mbps
* アップロード速度: 637Mbps
* レイテンシー: 7ms
* ジッター: 0.69ms
* パケットロス:0.00%
圧倒的なまでの遅延、ジッターの少なさに加えてアップロード速度も超高速!
ダウンロード速度が早くてもアップロードはその10分の1〜100分の1ぐらいになってしまう回線って結構多いんですが、この通りめちゃめちゃ速度が出ています。
これならYouTubeでゲーム実況配信も高解像度でサクサクです。
光回線はフレッツ光だけじゃない!
光回線と言えば誰もが頭に浮かぶのはNTTのフレッツ光ではないでしょうか。
元祖光ともいえるぐらい昔から光回線を提供しているので当然ですね。
CMなどでもよく目にする、世間一般に認知度の高い光回線というとこんな感じでしょうか?
* ドコモ光
GMOとくとくBBのドコモ光「速度の秘密」
* auひかり(s)
【auひかり】
* SoftBank 光
ソフトバンク光はこちら
これらは携帯キャリア大手の展開する光回線サービスですが、どれもNTTフレッツ光のコラボ回線なので根本的にフレッツ光と性質は同じです。
フレッツ光よりキャリア割引などで安くなったりするのはいいんですが、利用者の多いゴールデンタイムなどの混み合う時間になると光回線なのに結構遅くなったりすることも普通にあったりと、デメリットも多い印象です。
NURO使うならFon光がおすすめ!
さて、実は光回線にはもう一派、NURO光と呼ばれる光回線サービスがあります。
前項で測定した筆者の自宅回線もNURO 光でした。
NURO 光が利用しているのはダークファイバーと呼ばれる「NTTが利用していない、敷設したけど余っている予備の光ファイバー」です。
フレッツ回線を利用している光回線サービスは基本的にGE-PONという伝送技術を採用していますが、NURO光の回線が採用しているのはG-PONという技術でGE-PONに比べて圧倒的に速い高速規格なのです。
筆者イチオシは「Fon光」です。
Fon光
* 月額料金: 4,378円
* 解約違約金: 21,780円
NURO光
* 月額料金: 5,217円
* 解約違約金: 10,450円
月額料金で839円の差があるので、1年間利用したとすると1万円以上お得になります。
Fon光のスペックは本家NURO光とまったく変わらないため、これから契約する方には特におすすめしたい回線です。
違約金は本家に比べて高いものの、長期間利用する前提なら明らかにFon光のほうがお得になります。
NURO光は常に安定した回線品質を維持しているのでずっと利用したくなること間違い無しです。
それでは最高の回線を契約して素敵なesportsライフを堪能してください。
この記事が皆さんの回線選びのお役に立てれば幸いです。
ぜひこの機会にインターネット環境を見直し、ご自身にあったプロバイダを選びましょう。