モバイルWi-Fiルーターがクーリングオフできるって本当?

クーリングオフについて考える男性

WiMAXやワイモバイルをはじめとしたモバイルWi-Fiルーターは、最低2年~3年契約になります。
しかし、いざ契約してみたら思っていた速度が出ないとか、いろいろな理由ですぐに解約したいけど解約すると違約金がかかるといったことで、トラブルになっているケースも多いようです。
でも、実はちゃんとした手順を踏めば違約金なしで契約を解除できる方法があるんです。
それを「クーリングオフ」と思っている方もいるようですが、実はちょっと違います。
そこで、モバイルWi-Fiルーターのクーリングオフや、契約してすぐに解約する場合の情報をまとめてみたいと思います。

目次

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クーリングオフとは

まずはクーリングオフについてですが、国民生活センターにこのような記載がありました。

「クーリング・オフ」とは、契約した後、頭を冷やして(Cooling Off)冷静に考え直す時間を消費者に与え、一定期間内であれば無条件で契約を解除することができる特別な制度のことをいいます。
一度契約が成立するとその契約に拘束され、お互いに契約を守るのが契約の原則ですが、この原則に例外を設けたのが「クーリング・オフ」制度です。
※引用元:国民生活センター(http://www.kokusen.go.jp/)

つまり、契約をしてしまっても一定期間内であれば違約金などの条件なしで契約を解除できるのがクーリングオフの制度です。
よく聞くのは通信販売やエステなどの契約のクーリングオフですね。
しかし、モバイルWi-Fiルーターのような通信に関する契約は、これまで特定商取引法によってクーリングオフ適用外とされてきました。

でもやっぱり通信関連に契約は、消費者の間で非常にトラブルが多い為、総務省がクーリングオフではないけど、クーリングオフのように無条件で契約を解除できる制度を作ることにしたんです。

WiMAXやワイモバイルはクーリングオフではない

総務省が消費者のトラブルを回避する為に、通信関連の契約についても無条件で解除できるようにと設けたのが「初期契約解除」という制度です。
これがモバイルWi-Fiルーターの契約にも適用できることになっていて、WiMAXやワイモバイルの契約書を見ると、必ず初期契約解除に関する記載があります。

初期契約解除制度とは

初期契約解除制度を利用すると、契約してから8日以内であれば契約者が一方的に契約を解除できるという制度です。
この場合は、もちろん違約金を払う必要はありません。
モバイルWi-Fiルーターの場合、どうしても電波状況とかは実際に利用する場所で使ってみないとわからないところはありますからね。
エリア内だったとしても建物の中だと極端に電波が悪かったり、最悪繋がらないで圏外なんていうことも考えられます。
でも違約金があるからすぐに解約できず、そのまま3年も料金を支払い続けるのはちょっと辛いですよね。
そういう時に、初期契約解除を利用すれば違約金なしで解約することができるんです。

注意点

初期契約解除制度を利用してモバイルWi-Fiルーターを解約する場合には、いくつか注意しなくてはならない点があります。
まずひとつはお金の問題です。
違約金を支払うことなく解約はできますが、モバイルWi-Fiルーターを契約する時にかかった事務手数料は戻ってきません。
まあ事務手数料はだいたい3,000円くらいなので、解約できるのであればそれほど痛手にはなりませんよね。
あと、モバイルWi-Fiルーターの端末本体代金ですが、こちらも端末を返却すればほとんどのキャリアで端末代金を支払う必要がなくなります。
ただし、全キャリア共通ではないので、気になる方は契約する前にお店などで確認してみた方がよいでしょう。

失敗しないモバイルWi-Fiルーターの選び方

いくら初期契約解除制度が利用できるからといって、何も考えずに契約をするのはおすすめしません。
解約はできるし違約金は支払わなくてもいいけど、事務手数料は返ってきませんし、いろいろ手間と時間が無駄になりますからね。
ですから、モバイルWi-Fiルーターを契約する場合にはどのキャリアや端末が良いかをきちんと見定めてから契約をし、それでもダメだった場合には初期契約解除制度を利用しましょう。

まずはエリアを確認

エリア

モバイルWi-Fiルーターはそれぞれ利用している回線が違います。
ですから、WiMAXとワイモバイルでは利用可能エリアが一部地域によって異なるので、契約を考えるのであれば事前にエリア確認を行いましょう。

>>WiMAXのエリア確認

>>ワイモバイルのエリア確認

料金プランと月間データ量

モバイルWi-Fiルーターの料金プランは、月間データ量によって違います。
多くは月間7GBまでの制限がありますが、中には無制限で利用できるものもあります。
もちろん無制限で利用できるプランの方が料金は高くなりますが、たくさん使う方は月間7GBだと使い切って通信速度制限がかかってしまい、解除するには追加データの購入が必要になります。
追加データの料金は割高なので、そうなるくらいなら初めから無制限のプランを利用した方がお得になります。

初めて契約するならお試し利用してからがおすすめ

はじめてモバイルWi-Fiルーターを契約する場合、その電波状況や速度などいろいろと気になることはありますよね。
でも、実際に使ってみないとわからないというのが現実です。
もし、契約してみてさっぱり使えないと思ったら初期契約解除制度で違約金なしで解約はできますが、それだといろいろ無駄が多いですよね。
それなら、契約をする前にちょっとレンタルして使ってみてはどうでしょう。
モバイルWi-Fiルーターの短期レンタルなら、1日からレンタル可能なので、ちょっと使ってみたいという場合には便利です。
レンタルで使ってみてダメなら契約しなければいいですし、問題なければ契約をすればいいんです。

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まとめ

モバイルWi-Fiルーターを契約してすぐに解約したくなった場合は、クーリングオフではなく初期契約解除制度を利用します。
初期契約解除制度は契約から8日以内なら違約金なしで解約できますが、事務手数料などは戻ってきません。
損をしない為にはよく考えてからの契約が必要ですが、実際に使ってみないと判断できないところもあるので、一度短期レンタルで使ってみてから契約を検討するのがおすすめですね。

>>WiFiの比較や総合情報はこちら

クーリングオフについて考える男性

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