自宅や会社以外の場所でインターネット回線を確保するのに最も手軽な手段はフリーWi-Fiスポットです。
フリーWi-Fiスポットは無料で利用できますし、最近いろいろなところにあるので、都心部などは特にすぐに見つけることができます。
ただ、フリーWi-Fiスポットは多くの方が同時に利用しているので回線速度が出なかったり、接続が不安定だったりします。
また、もうひとつ問題なのがセキュリティ面です。
フリーWi-Fiスポットは、パスワードが設定されていないので誰でも簡単に接続できます。
そこがメリットでもありデメリットでもあるんですね。
おまけに暗号化されていないものがほとんどです。
つまり、悪意のある人間がフリーWi-Fiスポットへアクセスして、利用してる方の個人情報を盗み見たりなんてことが簡単にできてしまうんです。
こうしたところから、乗っ取り被害が発生したりします。
そうしたデメリットを補いつつ、外出先でインターネット回線を確保することができるのが、テザリングやモバイルWi-Fiルーターです。
では、テザリングとモバイルWi-Fiルーターならどっちを利用するのがお得なんでしょうか。
また、上手な利用法などを今回はご紹介していきたいと思います。
目次
スマホのテザリング
スマホにはテザリングという機能があります。
テザリングを使えば、タブレットやパソコンなどをインターネットに接続することができます。
その際は、スマホへインターネットに接続したい機器を無線で接続するのが一般的です。
テザリングを利用するには、スマホでテザリング利用の申し込みなどが必要になります。
テザリングの料金は?
テザリング料金 | 申し込み | |
---|---|---|
ドコモ | 不要 | 不要 |
ソフトバンク | 500円 | 必要 |
au | 500円~1,000円 | 必要 |
テザリングを利用するには、ドコモ以外は別途申し込みが必要です。
そして、月額料金がかかります。
ただし、プランによっては無料のものやキャンペーンがあるので、利用する前には公式サイトで確認してみてください。
テザリング申し込みを済ませたら実際にテザリングが利用可能になります。
テザリングで利用するデータ量は、スマホのデータ量を利用することになりますので、テザリングの為にさらに料金プランに加入するといったことは必要ありません。
テザリングの方法
テザリングはスマホとそのほかの機器を接続して利用しますが、接続方法は3種類あります。
Wi-Fi
もっとも一般的なのがこのWi-Fi接続です。
スマホからWi-Fi電波を発信し、それをタブレットやパソコンで拾ってインターネットに繋ぎます。
Wi-Fi接続ならいくつかの端末を同時に接続できたり、通信速度が速いというメリットがあります。
ただし、スマホのバッテリー消費が非常に早くなりますのでバッテリー切れには注意が必要です。
Bluetooth
Bluetoothはよくワイヤレススピーカーなどに使われていますね。
テザリングもBluetoothが利用できますが、通信の距離が短いことと、通信速度が遅いという特徴があります。
ただし、Wi-Fi接続に比べるとバッテリー消費は少ないです。
USB
スマホとパソコンなどをUSBケーブルで直接繋いでテザリングをすることもできます。
この方法だと、スマホはパソコンから給電されるので、パソコンのバッテリーが切れない限りスマホのバッテリーがなくなることはありません。
また、通信速度や回線が安定するのがUSB接続の特徴です。
ただし、同時に一台しか接続することができません。
モバイルWi-Fiルーター
モバイルWi-Fiルーターは利用可能エリア内ならどこでもWi-Fi接続ができます。
有名どころだとWiMAXやワイモバイルのポケットWi-Fiがありますね。
Wi-Fi通信
モバイルWi-Fiルーターは基本的に無線接続なので、Wi-Fi接続になります。
電源を入れたら接続したい機器でモバイルWi-Fiルーターの電波を見つけてIDやパスワードを入力すればインターネットが利用できます。
USB接続
モバイルWi-FiルーターとパソコンをUSBケーブルで繋ぐと回線速度が速く安定します。
複数接続したい場合は、二台目以降は無線接続をすることで利用できます。
テザリングとモバイルWi-Fiルーターを比較
テザリングとモバイルWi-Fiルーターのメリットデメリットを比較してみましょう。
テザリングのメリット
スマホひとつでOK
テザリングはなんと言ってもスマホがあればそれだけで良いという手軽さがあります。
モバイルWi-Fiルーターのように新たに端末を持ち運ぶ必要がありません。
スマホの契約プラン内のデータ量であれば、新たに料金が発生することもなく、使いたい時にすぐ使えます。
新たな契約が不要
モバイルWi-Fiルーターは新たに契約をして端末を手に入れなくてはなりませんが、テザリングは申し込みをするだけですぐ使えます。
急にどうしてもインターネッとが使いたいとなった場合に、テザリングならそれがかなえられます。
テザリングのデメリット
通信速度制限
テザリングはスマホのデータ量を消費します。
例えば月間5GBのプランなら、スマホで4GB使ってしまっていたらテザリングで残りの1GBしか使えません。
逆にテザリングで4GB使ってしまったらスマホで使えるのは1GBまでです。
それを超えると通信速度制限がかかりますので、まともな速度で利用することができなくなります。
バッテリー切れ
USB接続出ない限り、テザリングはスマホのバッテリーを消耗します。
充電できる環境にない場合、気が付くとスマホのバッテリーが切れてしまってテザリングどころか電話すらできなくなってしまうので、バッテリー管理が必要です。
未対応機種
最新のスマホなら大体対応していますが、テザリング未対応機種だった場合には残念ながらテザリングは利用できません。
モバイルWi-Fiルーターのメリット
データ容量が多い
モバイルWi-Fiルーターはスマホとは別に契約をしていますので、スマホのデータ量は気にせず使うことができます。
大容量プランや月間データ量無制限のプランにすれば、データ量を気にせずたくさん使うことが可能です。
速度が速い
テザリングに比べてモバイルWi-Fiルーターの通信速度は速いです。
エリアやモードにもよりますが、大容量の通信や動画視聴などはテザリングよりもモバイルWi-Fiルーターの方が向いていると言えます。
モバイルWi-Fiルーターのデメリット
持ち運びの手間
モバイルWi-Fiルーターは端末が手元にないと利用できません。
小型なのでそれほど荷物になることはありませんが、万が一どこかに忘れてきてしまうと使えないんです。
あと、充電する為にはケーブルも必要になります。
契約が必要
モバイルWi-Fiルーターはテザリングと違って別途契約をしなくてはいけません。
モバイルWi-Fiルーターはたいてい2年から3年更新の契約になるので、一度契約するとすぐに解約もできません。
契約期間内に解約をすると違約金などが発生します。
圏外の可能性
モバイルWi-Fiルーターの利用可能エリアはかなり広がっていますので、よっぽど田舎に行かない限り圏外の場所はありません。
しかし、建物などによっては圏外になる可能性があります。
というのも、Wi-Fi電波は建物などの障害に弱いという弱点があります。
ですから、利用可能エリアなのに契約して自宅に持ち帰ったら、家の中が圏外、もしくは電波が弱いといった可能性があるんです。
お試し利用ならモバイルピース
せっかくモバイルWi-Fiルーターを契約してきたのに圏外だったり、使ってみたらなんだか使い勝手が悪くて解約したい…
でもすぐ解約したら違約金かかるし…
なんてことにならないように、モバイルWi-Fiルーターを契約する前には一度お試し感覚で使ってみるのがおすすめです。
使ってみて問題がなければ契約すればいいですし、ダメだと思ったら契約しなければいいんです。
そんな風にお試し感覚で利用できるのがモバイルピースです。
モバイルピースは最短1日からモバイルWi-Fiルーターをレンタルすることができます。
レンタル可能な機種はWiMAXのものからワイモバイルのものまでそろっているので、好きな機種をレンタルできます。
レンタル方法はネットから申し込めば郵送で端末が届くので、利用し終わったら返却期限までにまた郵送で返却するだけで簡単です。
まとめ
テザリングとモバイルWi-Fiルーターには一長一短ありますので、利用するシーンに合わせて選択しましょう。
外でガンガンインターネットを使う場合には、モバイルWi-Fiルーターの方がデータ量や速度制限を気にせず使えますし、通信速度も速いのでおすすめです。
テザリングはスマホだけで手に利用できますが、速度制限にかかる可能性があるので、緊急手段として一時的に利用する程度にとどめておくのがおすすめですね。
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