モバイルWi-Fiルーターをお探しの場合、多くの方はWiMAXかワイモバイルのどちらにするかで悩むと思います。
WiMAXとワイモバイルは国内のモバイルWi-Fi事業としては最も知名度があるサービスですからね。
さて、そこで今回注目するのはWiMAXではなくワイモバイルです。
個人的には最近のワイモバイルはモバイルWi-Fiルーターよりもスマホの方に注力しているような気がしていますが、今回見ていくのはモバイルWi-Fiルーターの方です。
そして、唐突ではありますがワイモバイルのモバイルWi-Fiルーターはあまりおすすめとは言えません。
その理由と逆におすすめできるモバイルWi-Fiルーターをご紹介していきたいと思います。
目次
ワイモバイルの概要
ワイモバイルはソフトバンク株式会社が運営しているサービスです。
以前はイーモバイルというサービス名でイーモバイル株式会社が運営を行っていました。
そこからサービス名称がワイモバイルとなり、ソフトバンクグループ企業として現在はソフトバンク株式会社が運営しているという形です。
よく、モバイルWi-Fiルーターのことを「ポケットWi-Fi」なんて呼びますが、実はこのポケットWi-Fiという呼び名は、ソフトバンクの登録商標です。
では、さっそくですがワイモバイルがおすすめできない理由について細かく見ていきましょう。
ワイモバイルがおすすめできない理由
月間データ量無制限があまり使えない
ワイモバイルには、月間データ量が無制限で利用できるプランがあります。
しかし、これが実際にはあまり使えるプランとは言えません。
なぜかというと、ワイモバイルを無制限で使うには「アドバンスモード」というモードを利用する必要があります。
でも、このアドバンスモードが利用できるエリアが狭いんです。
■WiMAX2+エリア
■ワイモバイルアドバンスモードエリア
例として関東周辺のエリアマップを見てみましょう。
まずWiMAX2+のエリアですが、東京から埼玉、神奈川、そして千葉にかけてかなりの広範囲で利用できることがわかります。
WiMAXの場合、ギガ放題プランにするとWiMAX2+が月間データ量無制限で利用できます。
次にワイモバイルですが、無制限で利用できるアドバンスモードが利用できるエリアは青い部分です。
東京と埼玉とかながわは割と使えるエリアが多いですが、それ以外はあまり使えそうにありません。
このように、せっかく無制限で使いたくてもアドバンスモードの対応エリアがまだまだ狭いので、地域によっては無制限利用できない場合が多いんですね。
動画や画像の制限
ワイモバイルの公式ホームページに、こんな記載があります。
お客さまへよりよいネットワーク品質を提供するため通信毎にトラヒック情報の収集、分析、蓄積を行います。また、下記のコンテンツ・サービスなどをご利用の際、通信速度の制御や各種ファイルの最適化を行う場合があります。
「通信速度の制御や各種ファイルの最適化」とありますが、つまり簡単に言うと動画や画像ファイルを送受信する場合、ワイモバイル側で一方的にファイルサイズを縮小される場合があるという事です。
画像や動画のファイルサイズを小さくしてしまうと、画質が悪くなってしまうので嫌ですよね。
そもそも月間7GBや3日間で10GB以上使うと通信速度制限がされるのに、その範囲内で利用していてもこうした制御がかかるというのはちょっとどうなのかなと思ってしまいます。
料金が割高
月額料金について、WiMAXやその他各社と比較してみました。
まず、無制限で利用できるプランで比較すると、WiMAXやワンピースモバイルと同額になります。
しかし、ワイモバイルは先ほどもお伝えしましたが、アドバンスモードでしか無制限にならず、そのエリアがかなり狭いのでこれで同額というのは、サービスの内容を比べると一緒だとは言いにくいですね。
また、月間データ量7GBの料金で比較すると、WiMAXの方が割安になります。
Yahoo! Wi-Fiはワイモバイルと月額料金は一緒ですが、Yahoo! Wi-Fiの場合はじめの3か月間安くなりますので、その分Yahoo! Wi-Fiの方がお得になります。
キャッシュバックがない
ワイモバイルの契約に関するキャンペーンを探してみたんですが、キャッシュバックキャンペーンは見当たりませんでした。
それに対し、WiMAXにはプロバイダー契約で最大31,100円キャッシュバックのキャンペーンがありました。
↓ ↓ ↓
WiMAXは月間データ量無制限で利用できてなおかつキャッシュバックもあるので、ワイモバイルと比べるとこのどちらかの方がお得ですね。
ワイモバイルの口コミや評判
ワイモバイルの口コミをネット上から拾ってみました。
ワイモバイルは繋がりが悪いし速度遅いって。
今UQモバイルのWiMAXだけど、時々くるくるするくらいでYouTubeは毎晩見れてるよ。無制限だけど3日で10ギガ規制(18〜2時が規制)だけどね。
ネットで調べたりしてから買うといいよ。— 潤@とどろ貴族 (@JUN00021) 2017年8月18日
秋田県にある実家にきてるんだけど、ゴールデンウィークには問題がなかったワイモバイルが使用に耐えないほど電波が入らない。LTEを掴めず、3Gの2本から3本程度でまともに使えない。親も2カ月前くらいから電波が入りにくいと言ってるし。もう1台のmineoの低速モードより遅いんだよ。
— なりっこ (@narituko) 2017年8月17日
アドバンスオプションつけて契約したのにどうみてもこれ7ギガ制限かかってるってぐらい遅いんだけだワイモバイル
— 龍のフレンズ (@seahorse_dorago) 2017年8月8日
意外に速いですね
ワイモバイルもb-Sも…— ありえす (@Aries_D5803) 2017年8月18日
安くてもスマホだけだと使えない。Wi-Fiがあってなんとか少し使えるかな?しかし、それでも使えない。エリアがとにかく狭い。Y!mobileの方が遥かに良いです。
— KawaEcco (@30_usagi) 2017年8月15日
回線の状況は利用する環境によっても違うので一概には言えませんね。
ただ、WiMAXに比べるとワイモバイルの方が繋がりやすい電波を使っています。
それでもワイモバイルを選ぶ理由は?
プランや料金などを見ると、ワイモバイルは微妙なところが多いんですが、それでもワイモバイルを選んで利用する方がいるということは、それなりに選ぶ理由っていうのもあるのかなと思いました。
そこで、ワイモバイルのメリットとなる点をピックアップしてみました。
繋がりやすいプラチナバンド
ワイモバイルでは、プラチナバンドが利用できます。
プラチナバンドとは、通信に利用される電波の周波数が700~900MHzの帯域のものをさします。
このプラチナバンドは、周波数が他の通信に比べて低いことから、建物内や地下などでも障害物を回り込んで端末まで電波が届きやすいという特徴があります。
これに対し周波数が高いWiMAXは、建物や地下には弱いですがその分通信速度が速いという特徴を持っています。
どちらの方が一概に良いとはいえませんが、そもそも電波が繋がらないと通信速度の速い遅いは関係なくなってしまいますので、そういう意味では繋がりやすい電波を使っているワイモバイルのメリットと言えるかもしれません。
エリアが広い
上記でご紹介したプラチナバンドは、遠くまで電波が届きやすいという特徴も持っています。
それにより、利用可能エリアも周波数の高い回線に比べて広くなっています。
もしかしたら、WiMAXのエリア外だけどワイモバイルはエリア内だから使っているという方もいるかもしれませんね。
5GBプランなら安くておすすめ
それほどたくさんのデータ量は必要ないという方の場合、ワイモバイルの月間5GBのプランがいいかもしれません。
WiMAXや他のところでは月間7GBか無制限の2種類のプランしかありません。
でも、ワイモバイルは5GBのプランがあるので、7GBのプランよりさらに安くなっています。
まとめ
ワイモバイルは月間データ量無制限で使うにはアドバンスモードの利用が必要ですが、アドバンスモード対応エリアがまだ狭いので、無制限利用を考えてる方はワイモバイル以外の端末の方が良いかもしれません。
また、一方的に動画や画像のサイズを縮小されてしまったり、料金が割高であることを考えると、ワイモバイルはあまりおすすめできるとは言えませんね。
あと、肝心のキャッシュバックもワイモバイルにはないので、WiMAXの方が良いかもしれません。
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